若手のための後脛骨筋

後脛骨筋…

 

臨床で後脛骨筋は重要だ!絶対見た方がいいよ!とか先輩にアドバイスされた事ありませんか?

見ろって何を見るんだよ…とか、思いません?

僕はめちゃくちゃ思っていました…笑

 

そんな同じ思いを持っているのではないかという方少しでも参考になる様に後脛骨筋についてお話ししていきます。

 

後脛骨筋の基本情報

 

起始
  • 脛骨後面
  • 腓骨の内側面
  • 下腿骨間膜
停止
  • 舟状骨粗面
  • 楔状骨(内側〜外側まで)
  • 立方骨
  • 第2〜4中足骨の底側面
作用
  • 足関節底屈
  • 足関節の内がえし
支配神経
  • 脛骨神経(L5〜S2)

 

なべちゃんワンポイント!

内果後面から線維軟骨に富み、舟状骨へ急に角度が変わるために血流が乏しくなる!!

後脛骨筋腱機能不全と疎血状態は関係あり!

 

 

下腿内区画における後脛骨筋

よくコンパートメント症候群って聞きませんか?

コンパートメント=「筋区画」の事。
コンパートメント症候群=筋区画内圧が上昇し筋・血管・神経が障害される事。

そして下腿は下記の4区画に別れています。

  1. 前方区画
  2. 外側区画
  3. 浅後方区画
  4. 深後方区画

※区画の名称表記は各文献で若干違います。

解剖学の参考書見てみてね!!

後脛骨筋は深後方区画に分類されています。
というか深後方区画は足部に対して大事な筋・神経・血管がわんさかしております!!

深後方区画に含まれる組織

  • 後脛骨筋
  • 長母趾屈筋
  • 長趾屈筋
  • 脛骨神経
  • 脛骨動・静脈
  • 腓骨動・静脈

下腿の内部に位置している区画なので、表在している区画の影響をもろに受けてしまいます。

これだけ下腿・足部に重要な軟部組織が多い深後方区画。

本当にここが機能していない方が多いので要チェックです。

 

後脛骨筋の作用

  • 内側縦アーチの動的支持機構として働く。
  • 歩行時の蹴り出し時に長腓骨筋と共同してクロスサポートとして働く。
  • 立脚中期から中足骨頭での蹴り出しにかけて収縮。

まだまだ細かい作用はたくさんあります!!

後脛骨筋の機能が低下すると後脛骨筋腱機能不全として診断される事もあります。

後脛骨筋腱機能不全

後脛骨筋腱機能不全とは
後天的に内側縦アーチが破綻し扁平足になっている状態のこと。

後脛骨筋が機能しない事で考えられる疾患としては

  • 変形性足関節症
  • 後脛骨筋炎
  • シンスプリント
  • アキレス腱炎
  • 足底腱膜炎

などが考えられます!!

後脛骨筋腱機能不全の分類

stage1
疼痛が内果に限局し、扁平足変形がない。

stage2
疼痛が足部内側の広範囲に拡がり、扁平足変形が生じているが徒手で矯正可能。

stage3
疼痛が足部内外側に拡がり、扁平足矯正不能。

後脛骨筋腱機能不全の評価

 

  1. too many toe sign
  2. single heel rise test(片脚カーフレイズ)
  3. MRI
  4. 単純X線所見

が評価項目として挙げられています。

 

後脛骨筋へのアプローチ

基本的になんでも良いと思います笑

渡部個人的な流れでは

出力チェック→緊張・硬度チェック→周囲や患部のリリース→内反+抵抗exなどで収縮を入れる(他にもたくさんあるかな)

大体リリースで終わってしまう方が多い印象です。

大事なのは後脛骨筋を使わないで生活しているという学習をしてしまっています。

なので最後にしっかりと収縮感覚を入れて学習させましょう!

その繰り返しで徐々に効き始めると思います。

まとめ

  • 後脛骨筋には血流の乏しくなる部分がる
  • 深後方区画にあり、その区画は重要な軟部組織が豊富
  • 歩行との繋がりが密接

是非臨床で意識してみて下さいね!!

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からだの専門家の理学療法士。 一般向け・セラピスト向けにからだに関する知識やトレーニング方法をお伝えしています。詳しい情報はプロフィールから!!

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