肩甲骨…忘れていませんか?

前回の記事では肩関節についてシンプルに書かせていただきました。

その中で

  • 肩甲胸郭関節→肩甲上腕関節へと繋げて見るが大事。
  • 肩甲上腕関節の制限がある→肩甲胸郭関節も制限されている可能性がある。

という事を書かせていただきましたが、この記事では肩甲胸郭関節、肩甲骨について掘り下げて書いていこうと思います。

なぜ肩甲骨が大事なの?

  • 肩関節(広義)を構成する関節にたくさん関与している
  • 筋肉の付着がとても多い

個人的には上記2点で非常に重要だと思っています。

 

肩甲骨が関与する関節は

  • 肩甲胸郭関節
  • 肩甲上腕関節
  • 肩鎖関節
  • 第二肩関節(肩峰下関節)

です。前回の記事にも書いた通り、広義の肩関節の4つに肩甲骨が関係しています。

4/5です。その数字を見ても「あ、結構関与してるんだ。」って思いませんか?

 

筋肉の付着が多い

肩甲骨に起始を持つ筋肉は11個。

肩甲骨に停止を持つ筋肉は6個。

合計17個の筋肉が付着しています。あのサイズでですよ?

たくさんの筋肉が付着しバランスを取っているので、1つの筋の状態が悪くなる(硬結・高緊張など)と周辺の軟部組織へも緊張を伝播したり、肩甲骨のアライメントを崩してしまいます。

次に僕が重要視している肩甲胸郭関節についてお話ししていきます!!

 

肩甲胸郭関節とは

 

肩甲骨と胸郭(肋骨)の間を肩甲胸郭関節と呼ばれるが、実際には関節様の構造ではない。

胸郭は脊柱・肋骨・胸骨から構成されている。

動きとしては

  • 挙上-下制
  • 外転-内転
  • 上方回旋-下方回旋

胸郭上を動く肩甲骨の動きを示しています。

次に動きを筋肉と絡めて考えてみましょう。

 

肩甲骨の動きと筋肉

 

挙 上 ・・・僧帽筋上部、中部、肩甲挙筋、菱形筋

下 制 ・・・僧帽筋下部、小胸筋(上方回旋時)

内 転 ・・・僧帽筋中部、下部、菱形筋、肩甲挙筋

外 転 ・・・前鋸筋、小胸筋(この二つを同時に働かせる事で回旋を伴わない外転になる)

上方回旋・・・僧帽筋下部、中部、前鋸筋(外転時)

下方回旋・・・菱形筋、小胸筋(外転時)

※動作と筋肉の関係性は諸説ありますのでご参考までに

見ての通り複数の動きを担う筋肉が多いです。

なので肩甲骨の位置関係が非常に重要になります。

その位置関係によって働く筋・拮抗する筋が変わってくるので要注意です!!

 

最近では

  • 菱形筋と前鋸筋が線維性結合組織で連結している
  • 大菱形筋と前鋸筋下部下縁は肩甲骨下角付近で接している

などなどたくさんの研究や解剖報告がされています。

それこそ肩甲骨の動きは複雑かつ、複数の筋の状態が絡んできます。

 

ここまで書くとごちゃごちゃになってしまっていると思います。

一旦ここで終了し、次回は評価についてお話ししていきたいと思います^^

ご紹介だけさらっと書いておきますね

 

肩甲胸郭関節(肩甲骨)の評価方法

 

  1. 肩甲骨のアライメントを見る(姿勢も含める)
  2. 挙上-下制、内転-外転、上方回旋-下方回旋の可動性を見る
  3. 2に付随する筋の緊張状態を見る

 

 

まとめ

  1. 肩甲骨が関与する関節は多い
  2. 肩甲骨に付着している筋は17個と多い
  3. 評価については次回笑

 

次回、肩甲骨の評価についてお話ししていきたいと思います。

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からだの専門家の理学療法士。 一般向け・セラピスト向けにからだに関する知識やトレーニング方法をお伝えしています。詳しい情報はプロフィールから!!

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