足関節背屈制限についての考え方

 

 

今回は足関節可動域制限の考え方をご紹介します。

足部は細かい骨・関節・筋肉が多く若手セラピストは苦手意識を持つ事が多い部位ではないでしょうか?

足部に対して少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

足関節背屈可動域制限

臨床で多くみられる現象ではないでしょうか。

しかしただの背屈制限で終わってしまわないように注意したいところです。

 

評価のポイント

背屈制限でみられる現象。

 

足部の外転(外反)がみられる事も実はあります。

純粋な背屈動作では内果外果の中心をまっすぐ通ります。

しかし、背屈制限があると外側方向へ逃げるように動いてしまいます。

分かりにくい場合はゆっくり動かしてみましょう。

 

結論から言うと

距骨の後方への滑りが制限されてしまっている事が多いです。

 

 

 

 

 

 

背屈制限因子

 

距骨の前方・外側偏位

足部後方の軟部組織の柔軟性低下(滑走不全なども含む)すると距骨は前方・外側に偏位します。

前方偏移が起きると距骨が遠位脛腓関節にはまり込み、後方へ滑らなくなってしまい、制限となります。

 

距骨後方滑りの制限

  • 屈筋支帯の滑走不全

屈筋支帯は内果から踵骨隆起の内側突起・足底腱膜に付着している靭帯です。

内側には長趾屈筋腱、長母趾屈筋腱、後脛骨筋腱、後脛骨動脈、脛骨神経の枝が通ります。

というか、距骨の後方にガッチリとコイツがいるんです!!!!!

上記の筋や屈筋支帯の滑走不全が生じてしまうと背屈時の距骨後方滑りの制限となってしまいます。

 

  • 伸筋支帯の滑走不全

伸筋支帯は腓骨遠位から下腿の前面を通って、脛骨遠位に付着しています。

下には長趾伸筋腱、長母趾伸筋腱、前脛骨動脈、深腓骨神経などが通ります。

伸筋支帯の滑走不全が生じていると背屈時に本来緩んでいる伸筋支帯が詰まる様に抵抗してしまいます。よって距骨は前方に引き出されてしまい、後方への滑りが制限されてしまいます。

 

  • 上記赤文字の筋肉は非常に滑走不全が起きやすいので臨床では是非チェックしてみて下さい!!

 

 

 

 

 

まとめ

  • 背屈のマルユースとして足部外転(外反)を伴う事が多い。

 

  • 足関節背屈制限が起きている際は距骨の後方滑りが制限されている事が多い

 

  • 屈筋支帯・伸筋支帯の滑走不全(その下を通る筋肉含める)が関係しやすい。

 

背屈制限を疑う際は上記をまずは意識してみて下さい。

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からだの専門家の理学療法士。 一般向け・セラピスト向けにからだに関する知識やトレーニング方法をお伝えしています。詳しい情報はプロフィールから!!

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