見落としがちな足関節底屈制限

可動域制限や痛みがあるからとりあえずストレッチ!!なんて考えていないですよね?しっかりと評価し不良アライメントを改善させる事が非常に大事です!

 

前回に引き続き、足関節可動域制限についての考え方をご紹介します。

今回はあまり深〜く考えられていない?(そんな事ないか…)底屈制限にフォーカスしていきましょう!

 

そもそも底屈制限があるとどうなるの?

足部なのでやはり歩行に影響すると考えて良いでしょう。

さらに底屈は歩行時の立脚後期で必要となり、制限があると蹴り出し不十分となり代償動作が出現します。そして代償動作が続く事で慢性障害・疼痛に繋がります。

 

 

足関節の構造

足関節の構造から今回はお話ししていきましょう!

足関節は

  • 脛骨、腓骨、距骨
  • 距腿関節・遠位脛腓関節

上記の骨・関節で構成されています。

 

背屈する時は脛腓間が開き、距骨が後方へと滑るように動きます。

(詳しくはこちらの記事をチェック)

底屈する時は腓骨が前下方へ、距骨が前方に滑るように動きます。また、距骨は前方の幅が広く、後方は小さな台形を呈しています。

なので底屈する際は距骨がスルリと前方に滑ることが大事です。

 

底屈制限について

参考可動域では45°とされています。

足関節の構造でもお話ししましたが、何かの影響でキレイに距骨が前方に滑らなくなると底屈可動域の制限が起きてしまいます。

また、45°は達しているが距骨の滑りが悪くなってしまっていると、機能的とは言えません。

45°底屈以外の評価のポイントについてお話ししていきます。

 

評価のポイント

  1. 距骨の内旋
  2. 下腿と足趾までが一直線になるかどうか

どちらも基本的には前方の軟部組織に問題がある事が多いです。

  • 距骨の内旋

 

 

 

 

 

 

 

距骨の内旋とは前方に滑らずに外側のみ滑ってしまう事。

つまり距骨前方・内側の滑走制限があるため内反の動きを伴う。

この場合、伸筋支帯や距骨内側前方を通る前脛骨筋や長母趾伸筋の柔軟性が低下している事が多いです。

 

  • 下腿と足趾までが一直線になるかどうか

 

 

 

 

 

 

 

参考可動域は45°と言われていますが、あとはそれが機能的かどうかです。

画像では足趾が屈曲していません。45°は越えていますが、足趾の伸展制限があるためMPの屈曲制限している事が多く、横アーチの機能低下している事も考えられます。

 

 

制限因子について

 

筋肉や軟部組織の制限

長母趾伸筋、長趾伸筋、前脛骨筋、伸筋支帯

まずは大きく上記の筋が挙げられます。

  • 距骨内旋している場合

前脛骨筋、長母趾伸筋が制限因子になっている事が多いです。

距骨内旋の底屈制限はすごく多いです!!

  • 下腿と足趾までが一直線になっていない場合

距骨内旋時の制限に加え、長趾伸筋の柔軟性が低下してきます。

 

そして伸筋群の柔軟性が低下していると伸筋支帯の滑走制限も合わせて生じている場合もあります。

なので上記の筋は合わせてみましょう!!

 

まとめ

  1. 底屈は可動域のみで評価しない
  2. 距骨の内旋、足趾と足背が一直線かどうか

臨床でも上記を意識してみてくださいね!!

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からだの専門家の理学療法士。 一般向け・セラピスト向けにからだに関する知識やトレーニング方法をお伝えしています。詳しい情報はプロフィールから!!

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