みなさん、クライアントや患者さんのこと褒めてますか?
否定したりしていませか…?
若手の時は治療効果を高めるためにはとにかく
- 技術を磨く
- 解剖、運動、生理学の勉強
について必死になるのではないでしょうか??
療法士(セラピスト)の方々は職業柄色々な悪い所を探し、それを伝えてしまいがちではないでしょうか…
- ここが固いですね〜
- 筋力が弱いですね〜
とか
- ちゃんと自主トレしてくださいよ〜
- ストレッチして下さいよ〜
とか話してしまいません?
自分に置き換えてみて下さい…
嫌な事とかダメな所ばかり伝えられてもやる気は起きません。しかもネガティブな気持ちになりやすいですよね?
そうなってしまうと確実に患者さんやクライアントとの信頼関係の構築なんて出来ませんし、
良い治療しても効果は現れにくくなってしまいます。
ネガティブな事を伝えてしまいがちな方はこの記事で「報酬系」について知って、活用する事で今以上に治療効果を高める事が実はできるんです!!
報酬系とは
何か心地良い事が起きた時に活性化し、人間や動物に「快感」を感じさせる脳内システムの事
心地良い事…
そう、褒められる事!!
「よっしゃあああ!!」ってなった時の事!!
そう、僕はたくさん褒められたい!!!!笑
という事で…
報酬系のカギとなるものは?
「よっしゃああああ!!」と脳が認識すると快楽物質であるドーパミンが放出され、人に快楽を感じさせます。
ドーパミン=脳内回路の報酬系から放出される幸せホルモン!!
ドーパミンをいかに放出させるかが大事になるって事です。
臨床で患者さんやクライアントに「よっしゃあああ!!」って感じてもらえるのってどういう時だと思いますか?
- 成功体験
- 褒められた時
- 1,2の様になるだろうと予測出来た時
だと思います。
なので課題を遂行してもらう時は
- 簡単な難易度から始める
- 出来たら褒める!
- 出来なかった時は否定しない
これを意識するだけで報酬系を回しやすくなりますよ!!
やっぱり僕は褒められたい!!笑
という事で…
さあ褒めよう!!
現代では褒められる事が少なくなってきています。
だからこそ褒めると喜ばれますよね。
「褒められるなんていつ振りかしら…」って言う方は結構多いですよ!
例)褒める→嬉しい→褒めてもらえるから頑張ろう
という思考過程になるのでこの人はやったら評価してくれるんだ!!と
そこを掴むと一気に信頼関係の構築が出来ます(ただし依存はさせない様に)。
そうなると
- 自主トレをしてもらいやすくなる
- 信頼してもらえるから施術効果が高まる
というメリットが生まれます。
デメリットとしては
- 依存してしまう(これにつきます)
なので依存させないためにも
課題・目標を明確にする事。
そして患者・クライアントと共有する事が大事だと僕は思います。
まとめ
今回は報酬系を回す方法とドーパミンについてお話しさせて頂きました。
臨床では
- なるべく否定しない(否定してしまうと報酬系は周りにくくなる可能性があります…)
- 褒める
- 課題の難易度は易しいところから
この3点を意識して「報酬系」を回す事を意識して見てくださいね!!
最初に話した
- ここが固いですね〜
- 筋力が弱いですね〜
というワードは
- ここが固いので柔らかくなるともっと良くなりますよ
- もう少し筋力がついたら良くなりますよ
など工夫してみてくださいね!
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